2006年01月14日

「独眼流」、立花証券オーナー・石井久氏の新年の景気予想

私は立花証券と20数年付き合っています。

ここのオーナー・石井久氏は「天才相場師」とも、「先が読める現代の賢者」とも評すべき人物として、昔から大変有名な方です。

なにしろ、一介の株式新聞記者から身を起こし、一代で、今や一流と評される立花証券を築き上げ、未だに上場もしないでいられる経営内容を誇っています。

この方は、今は実務から離れていて、顧客の前に現れるのは、年頭の景気予想の講演などのときだけのようです。

昨年の年末に立花が送ってきた、顧客向けのペーパーに久しぶりに石井氏の景気予想が出ていました。傾聴すべき内容ですので、概略をご紹介します。


(1)新年の株式市場の概況予想---曲折を経ながらじわじわと上がる展開。

(2)良い兆し・各論

 ジ什澆梁臀侏莵發蓮通常、相場の末期に現れる現象だが、今から出ているということは、需給関係が非常によいと言うこと。

∈2鵑侶糞こ搬腓論鏝綺把垢箸覆襪世蹐Α

07年に消費税引き上げがあれば、もちろん悪材料だが、引き上げ前の駆け込み需要で07年半ばまでは好材料に。

こ高は個人資産を増やし、さらなる株高を呼ぶ。

ゴ覿箸不況下で減量経営を行ってきて、健康体になっており、現在のレシオ22倍は30倍へ。強気でよい。

ζ銀の量的緩和の解除、すなわち金利の上昇は、債券相場にはもちろん悪材料だが、800兆円の預貯金のアップする金利の一部が流れ込んできて、株式相場には好材料。

У貲後半のドル高は季節要因。今年の3月に向けて1ドル115〜110円に円高へ。

団塊世代の大量定年退職により、退職金60兆円の一部約30兆円が流れ込んできて株高要因へ。

(3)悪い兆し・各論

。娃掲に消費税引き上げか。

外国人投資家が、そろそろ天井と判断して売り始める可能性。但し、今年ではない。

8什澆慮玉だか(60ドル/バーレル)が70ドルを超えてきたときは世界経済に打撃。

っ翊拘的には人口減少問題が非常に重要。

ズ鯒の3割に及ぶ株高は、10数年もの低迷の反動で特殊な現象。今年はない。

(4)結論---新年の投資のスタンス

〔段疏択に当たっては、1).業績見通しが良いもの、2).レシオが低く割安なもの、の二点をしっかり守ること。

投機的なやり方より、純理論的な投資的感覚の方が、成功の確率が高い。


以上が石井久「教祖」のご託宣でした。理論家教祖の面目躍如といったところです。(以上)  

Posted by smily2005 at 18:45Comments(0)TrackBack(0)

「独眼流」、立花証券オーナー・石井久氏の新年の景気予想

私は立花証券と20数年付き合っています。

ここのオーナー・石井久氏は「天才相場師」とも、「先が読める現代の賢者」とも評すべき人物として、昔から大変有名な方です。

なにしろ、一介の株式新聞記者から身を起こし、一代で、今や一流と評される立花証券を築き上げ、未だに上場もしないでいられる経営内容を誇っています。

この方は、今は実務から離れていて、顧客の前に現れるのは、年頭の景気予想の講演などのときだけのようです。

昨年の年末に立花が送ってきた、顧客向けのペーパーに久しぶりに石井氏の景気予想が出ていました。傾聴すべき内容ですので、概略をご紹介します。


(1)新年の株式市場の概況予想---曲折を経ながらじわじわと上がる展開。

(2)良い兆し・各論

 ジ什澆梁臀侏莵發蓮通常、相場の末期に現れる現象だが、今から出ているということは、需給関係が非常によいと言うこと。

∈2鵑侶糞こ搬腓論鏝綺把垢箸覆襪世蹐Α

07年に消費税引き上げがあれば、もちろん悪材料だが、引き上げ前の駆け込み需要で07年半ばまでは好材料に。

こ高は個人資産を増やし、さらなる株高を呼ぶ。

ゴ覿箸不況下で減量経営を行ってきて、健康体になっており、現在のレシオ22倍は30倍へ。強気でよい。

ζ銀の量的緩和の解除、すなわち金利の上昇は、債券相場にはもちろん悪材料だが、800兆円の預貯金のアップする金利の一部が流れ込んできて、株式相場には好材料。

У貲後半のドル高は季節要因。今年の3月に向けて1ドル115〜110円に円高へ。

団塊世代の大量定年退職により、退職金60兆円の一部約30兆円が流れ込んできて株高要因へ。

(3)悪い兆し・各論

。娃掲に消費税引き上げか。

外国人投資家が、そろそろ天井と判断して売り始める可能性。但し、今年ではない。

8什澆慮玉だか(60ドル/バーレル)が70ドルを超えてきたときは世界経済に打撃。

っ翊拘的には人口減少問題が非常に重要。

ズ鯒の3割に及ぶ株高は、10数年もの低迷の反動で特殊な現象。今年はない。

(4)結論---新年の投資のスタンス

〔段疏択に当たっては、1).業績見通しが良いもの、2).レシオが低く割安なもの、の二点をしっかり守ること。

投機的なやり方より、純理論的な投資的感覚の方が、成功の確率が高い。


以上が石井久「教祖」のご託宣でした。理論家教祖の面目躍如といったところです。(以上)  
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2006年01月08日

今年は久しぶりに株式投資に手を出してみようかな

子会社に移って2年半。
ようやく新しい職場にも慣れてきました。
私は今年、50代の半ばにさしかかりますが意気軒昂です。

そこで新年は10年ぶりに株式投資に手を出してみようかと考えています。

昨年から始まった新しい相場の流れは、おそらく息の長い、天井の高いものになるでしょう。
もちろん実体経済を離れた金融相場、要するにIT環境に裏打ちされたマネーゲーム、カジノ相場です。

理由は二つです。

(1)日本の実体経済は、現在と大きくは変わらないでしょうが、海外諸国の実態経済との実態同士の比較では、日本がダントツだと思われます。悲観的に見ているのは日本人自身くらいではないでしょうか。
 リストラを終え、少人数での過重労働が当たり前の今、「うつ病」が激増していますが、これは会社の体質が「贅肉」を許さない、筋肉体質になっていると言うこと。少しの景気回復で急速な業績改善が見込めると見ています。

(2)「相場」が「休養十分」だということ。日本の実体経済の強さを見て、今後、世界中の余裕資金が日本に流れ込んでくるでしょう。昨年の出来高がバブル期のピークの4〜5倍にのぼり、8市場のコンピューターがすべてパンクした、という現象から見て、今回の相場の天井は、時期はいつになるか分かりませんが、10万円くらいにはなるような気がします。現在の日経平均の約6倍ですか。

もちろん懸念材料もあります。

それは、誰もが心配している米国経済と米国の株式市場の動向です。米国株が無限に上がり続けるとは思えませんから。

それと、現在のユーロ高の、ヨーロッパ諸国経済への影響です。
1ユーロが140円じゃきついでしょうな。ユーロはなんでこんなに高いんでしょ。不思議です。
80円くらいでも良いのに。

と言うわけで、景気回復傾向を信じて、まずは安値のボロ株を少し拾ってみようかと。(以上)  
Posted by smily2005 at 14:12Comments(0)TrackBack(0)

今年は久しぶりに株式投資に手を出してみようかな

子会社に移って2年半。
ようやく新しい職場にも慣れてきました。
私は今年、50代の半ばにさしかかりますが意気軒昂です。

そこで新年は10年ぶりに株式投資に手を出してみようかと考えています。

昨年から始まった新しい相場の流れは、おそらく息の長い、天井の高いものになるでしょう。
もちろん実体経済を離れた金融相場、要するにIT環境に裏打ちされたマネーゲーム、カジノ相場です。

理由は二つです。

(1)日本の実体経済は、現在と大きくは変わらないでしょうが、海外諸国の実態経済との実態同士の比較では、日本がダントツだと思われます。悲観的に見ているのは日本人自身くらいではないでしょうか。
 リストラを終え、少人数での過重労働が当たり前の今、「うつ病」が激増していますが、これは会社の体質が「贅肉」を許さない、筋肉体質になっていると言うこと。少しの景気回復で急速な業績改善が見込めると見ています。

(2)「相場」が「休養十分」だということ。日本の実体経済の強さを見て、今後、世界中の余裕資金が日本に流れ込んでくるでしょう。昨年の出来高がバブル期のピークの4〜5倍にのぼり、8市場のコンピューターがすべてパンクした、という現象から見て、今回の相場の天井は、時期はいつになるか分かりませんが、10万円くらいにはなるような気がします。現在の日経平均の約6倍ですか。

もちろん懸念材料もあります。

それは、誰もが心配している米国経済と米国の株式市場の動向です。米国株が無限に上がり続けるとは思えませんから。

それと、現在のユーロ高の、ヨーロッパ諸国経済への影響です。
1ユーロが140円じゃきついでしょうな。ユーロはなんでこんなに高いんでしょ。不思議です。
80円くらいでも良いのに。

と言うわけで、景気回復傾向を信じて、まずは安値のボロ株を少し拾ってみようかと。(以上)  
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2005年12月10日

続・ジェイコム株騒ぎ

ジェイコム株騒ぎの件、”悪質なデマ”などと言ってしまってごめんなさい。

誤発注した証券会社の名前は、緘口令がひかれていたのでしょうか。

昨日の日経朝刊に経緯の詳細がドラマチックに報じられていました。大変興味深い記事でした。単純入力ミスが、こんなにも大きな事件になるなんて。

アメリカの気象学者が提唱した「バタフライ効果」という言葉を思い出します。いわく、

「北京で一羽の蝶々が羽ばたけば、(その影響が増幅されて)一ヵ月後にはニューヨークでハリケーンが吹き荒れる」

しかし、誤入力してしまった担当者の心中はいかばかりでしょう。

ところで、件の”みずほ証券”の社長が記者会見を行ったのは、夜の11時過ぎになってから。大株主には、お昼ごろ報告していたようですから、お客様である一般投資家軽視もはなはだしい話です。

誤入力問題については、警告を出すだけでなく、入力できないよう、システム的にロックすべきだったと、われわれ一般者なら、誰でも思います。

ところがここは「鉄火場」。空買い、空売りなんてへっちゃらな世界です。システムの改善だって、果たして、なされるかどうか。

一方、今朝の朝日によれば、米モルガンスタンレーが31%の大株主として登場したそうです。株式の実弾はほとんど存在しないので、空買いであり、架空の株主です。

「みずほ証券」はこの株を買い戻さなければなりません。

仕手相場の世界では、「売りを仕掛けて、負けると怖い」と昔から言いますが、図らずも、「売り」で仕手相場を仕掛け、買い手に「踏み上げられた」格好になっています。まったく外資は情け容赦がないですね、ミスと分かっていながら。行儀が悪い、というか、ホント怖いところです。

この先、愉快犯の提灯がついて、買い気配、売り気配だけが乱高下する、なんておかしなことにならないとも限りません。

そうなるとジェイコムは、せっかく上場したのに資金調達もままならない、ということになります。ジェイコムのためにも、そうならないことを祈ります。

でも有名にはなりましたね、ジェイコムさん。これをうまく商売に結び付けてください。「あのジェイコムです。」ってね。(以上)  
Posted by smily2005 at 10:11Comments(0)TrackBack(0)

続・ジェイコム株騒ぎ

ジェイコム株騒ぎの件、”悪質なデマ”などと言ってしまってごめんなさい。

誤発注した証券会社の名前は、緘口令がひかれていたのでしょうか。

昨日の日経朝刊に経緯の詳細がドラマチックに報じられていました。大変興味深い記事でした。単純入力ミスが、こんなにも大きな事件になるなんて。

アメリカの気象学者が提唱した「バタフライ効果」という言葉を思い出します。いわく、

「北京で一羽の蝶々が羽ばたけば、(その影響が増幅されて)一ヵ月後にはニューヨークでハリケーンが吹き荒れる」

しかし、誤入力してしまった担当者の心中はいかばかりでしょう。

ところで、件の”みずほ証券”の社長が記者会見を行ったのは、夜の11時過ぎになってから。大株主には、お昼ごろ報告していたようですから、お客様である一般投資家軽視もはなはだしい話です。

誤入力問題については、警告を出すだけでなく、入力できないよう、システム的にロックすべきだったと、われわれ一般者なら、誰でも思います。

ところがここは「鉄火場」。空買い、空売りなんてへっちゃらな世界です。システムの改善だって、果たして、なされるかどうか。

一方、今朝の朝日によれば、米モルガンスタンレーが31%の大株主として登場したそうです。株式の実弾はほとんど存在しないので、空買いであり、架空の株主です。

「みずほ証券」はこの株を買い戻さなければなりません。

仕手相場の世界では、「売りを仕掛けて、負けると怖い」と昔から言いますが、図らずも、「売り」で仕手相場を仕掛け、買い手に「踏み上げられた」格好になっています。まったく外資は情け容赦がないですね、ミスと分かっていながら。行儀が悪い、というか、ホント怖いところです。

この先、愉快犯の提灯がついて、買い気配、売り気配だけが乱高下する、なんておかしなことにならないとも限りません。

そうなるとジェイコムは、せっかく上場したのに資金調達もままならない、ということになります。ジェイコムのためにも、そうならないことを祈ります。

でも有名にはなりましたね、ジェイコムさん。これをうまく商売に結び付けてください。「あのジェイコムです。」ってね。(以上)  
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2005年12月08日

ジェイコム株上場で誤発注、1200億円の損失発生?

今日の帰り道、夕刊フジの見出しを見てびっくり。

今日の株式市場において、ジェイコム株の誤発注で1200億円の損失をこうむった証券会社がある、というのです!

61万円の指値で、1株発注するところを、1円で61万株売り注文を出した証券会社がある、というのです。

ジェイコムの発行株式は1万数千株しかないので、当然買い戻さなければなりません。

その間、値幅制限一杯の10万円、値上がりしたり値下がりしたりの乱高下が発生したため、20万円に61万株を乗じた答え、1220億円の損失が件の証券会社で発生した可能性がある、と夕刊フジは伝えています。

しかし、この事件の不思議なところは、当の証券会社がどこなのか未だに分からないことです。

そんなバカな!

電子取引で、注文主が分からないなんて、そんなバカなことがあるわけがありません。

これは兜町に巣食うゴロツキが仕掛けた悪質なデマであると思われます。

昔から、こういうことはよくあるのが株式市場というものなのです。

それにしても株式市場は、ネット取引の急速な普及で、毎日何度も売り買いを繰り返すデイ・トレーダーが激増し、かっての株取引のピーク時の四、五倍(!)の取引が行われ、全国8箇所の株式取引所全てのコンピューターがパンクした、という怖いことになっています。

そこにこんな騒ぎです。「取引所」というより「鉄火場」といった方がよさそうです。

つまり株の世界の体質は何も変わっていない、ということです。

皆さん、株式投資をなさる場合はお気をつけください。(以上)  
Posted by smily2005 at 21:24Comments(0)TrackBack(2)

ジェイコム株上場で誤発注、1200億円の損失発生?

今日の帰り道、夕刊フジの見出しを見てびっくり。

今日の株式市場において、ジェイコム株の誤発注で1200億円の損失をこうむった証券会社がある、というのです!

61万円の指値で、1株発注するところを、1円で61万株売り注文を出した証券会社がある、というのです。

ジェイコムの発行株式は1万数千株しかないので、当然買い戻さなければなりません。

その間、値幅制限一杯の10万円、値上がりしたり値下がりしたりの乱高下が発生したため、20万円に61万株を乗じた答え、1220億円の損失が件の証券会社で発生した可能性がある、と夕刊フジは伝えています。

しかし、この事件の不思議なところは、当の証券会社がどこなのか未だに分からないことです。

そんなバカな!

電子取引で、注文主が分からないなんて、そんなバカなことがあるわけがありません。

これは兜町に巣食うゴロツキが仕掛けた悪質なデマであると思われます。

昔から、こういうことはよくあるのが株式市場というものなのです。

それにしても株式市場は、ネット取引の急速な普及で、毎日何度も売り買いを繰り返すデイ・トレーダーが激増し、かっての株取引のピーク時の四、五倍(!)の取引が行われ、全国8箇所の株式取引所全てのコンピューターがパンクした、という怖いことになっています。

そこにこんな騒ぎです。「取引所」というより「鉄火場」といった方がよさそうです。

つまり株の世界の体質は何も変わっていない、ということです。

皆さん、株式投資をなさる場合はお気をつけください。(以上)  
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2005年08月20日

ダイヤモンド神話は崩壊したか

●今から25年くらい前、「ダイヤモンド投資信託」というものが売りに出されたことがあります。啓蒙書が発売され評判になっていました。私も当時、読みました。

●社会人になったばかりで好奇心旺盛だった私は、ある日休暇を取って「ダイヤモンド投資信託」の販売会社へ直接、話を聞きに行きました。

●対応してくれたのは蒲生さんというロマンスグレーの上品な紳士でした。氏は「興味があるなら投資してみますか」とやんわり言う程度で、特に熱心に勧める風はありませんでした。

●隣のブースでは啓蒙書の著者と思われる御仁が、誰かに対して熱弁を振るっていました。相手はマスコミの人だったのか、あるいは、よくある手、カモの私に聴かせていただけかもしれません。

●結局私は投資はしませんでした。最低投資金額は40万円くらいだったと思います。

●「ダイヤモンド投資信託」と言う商品については、あれからまったく名前を聞かなくなりました。その後どうなったのでしょう。

●ちょうどその頃、英国の超一流ジャーナリスト、アンソニー・サンプソンが上梓した「ダイヤモンド神話の崩壊」という本が世界的なベストセラーになりました。

●この本は、実によく調べぬかれた素晴らしい本でした。この本により、ダイヤモンドビジネスの世界の特殊な構造が白日の下にさらされました。

●「ダイヤモンド神話の崩壊」で明らかになったことは、

(1)ダイヤモンド原石市場は、シェアの8〜9割(当時)は、南アフリカの英国系ユダヤ資本、デ・ビアース社が一手に握っていること。デ・ビアース社の真実の社史は、南アフリカの人々からの収奪および苛斂誅求の歴史であること。

(2)研磨された後のダイヤモンド商品の流通価格も、デ社が高価格で厳密に管理している管理価格であること。

(3)金は溶かしても何をしても「金」のままだけれど、ダイヤモンドは、燃やしてしまえば、ただの炭になるだけ。資産価値という点では「金」に及ばないこと。

(4)デ社の株式はロンドンに上場されていて、誰でも買えること。

などです。

●その後の、国内でのダイヤモンドに関する報道によれば、

(1)馬鹿高いこの国際管理価格に対し、国内の普通の宝飾店は、そのさらに2〜4倍の値段で一般消費者に売っていること。

(2)買ったダイヤモンドを後で売りたくなった時、商品を買った店に持っていって買い戻してもらおうと思っても、買った値段の2〜3割の値段でしか引き取ってくれないこと。

(3)結婚式で新郎が新婦にダイヤモンドの指輪を贈ることが流行っているが、あれはデ・ビアース社の日本法人が数十年前から仕掛けている広告戦略の結果である。イメージ広告が成功した代表例として、マーケティングの世界では、つとに有名。

と言うことが分かってきました。

●結婚式とは、日本ではもともと、親戚や近所の人に周知するための「お披露目」の儀式でしかありません。

●ところが、欧米人が結婚する場合、神様の前で「永久の愛」を誓い、指輪という担保まで交換しなければ、とてもじゃないがお互いに相手を信用できない、ということらしいです。担保は高価なほどいいのは当然でしょう。かくしてダイヤモンドの指輪が登場します。これを始終ちらつかせて、神の前での契約の履行を迫るわけです。

●そういえば、旧約聖書をみると「神」が信徒に対し信心のほどを執拗に試します。旧約の神は恐ろしいまでに猜疑心が強く、信徒に試練を与え、苛め抜いて、それでも信仰心が変わらないことを要求します。欧米には「不信の精神文化」とでもいうべきものがあるのでしょう。私のような仏教徒にはとてもつきあいきれません。

●もともの高度な信頼の文化を持ち、「約束手形」という世界に類を見ないきわめて高度な信用制度を生み出した日本人には、結婚式でダイヤモンドの指輪を贈るなんていう行為は、デ・ビアース社を肥え太らせる以外、何の意味もないのです。

●昨日の日経の商品相場の欄に、久しぶりにダイヤモンドの記事が出ていました。デ・ビアース社の原石シェアは5割に下がっているようです。隔世の感があります。婚姻数が減少傾向にあるのは人口減が背景にあるので仕方ありませんが、(ダイヤモンドの)婚約指輪の取得率が大幅に下がっているのは、まことに賢明で目出度い傾向です。

●この30年間に、南米やロシア、オーストラリアでダイヤモンド鉱脈が続々と発見され、ダイヤモンドが値崩れしていることは知っていました。ダイヤモンド業界も、これまでのような不自然な構造はいずれ崩壊し、時間はかかるでしょうが、市場原理で動く普通の商品相場の世界に変貌していくことでしょう。(以上)  
Posted by smily2005 at 11:17Comments(0)TrackBack(0)

2005年04月17日

最近気になること<株式投資指南書ブーム他>

●ここの所、気になることが三つほどあります。(1)株式投資について、(2)保険について、(3)銀行について、の三分野です。

(1)株式投資
●最近は、株式投資ブーム、ではなくて「株式投資指南書ブーム」ですね。しかも20代、30代の若い人が、読んでいるのではなくて、書いています。しかも書いた人はチャーミングな女性だったりします。中には素人もいます。勇敢なもんです。

●投資のタイミングとしては、確かに現在は悪くないと思います。ながいながーい景気低迷からようやく抜け出そうという時期ですから、長期投資には最適ではないかと思います。

●ところが指南書がすすめる内容は、超短期の回転売買や投資信託のお勧めだったりします。アメリカ帰りの(古めかしい言い方で恐縮です)カッコいい男性のお勧めは、これまた古めかしい財産をいくつかに分割しての分散投資です。多少目新しいのは外貨投資を加えたことくらいでしょう。

●要するに証券会社が泣いて喜ぶような回転売買に、当たり前の分散投資。これに「独自の」(?)奇妙な理論が加わります。「株は安いときに買って高いときに売るのが秘訣」なんて書いている若い女性がいました。それができれば苦労しないって!
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Posted by smily2005 at 11:05Comments(0)TrackBack(0)